大腸がん症状のおならってどんなの?
特に近年、日本人男性が増加傾向にあると言われる大腸がん患者。大腸がんの自覚症状として、患部付近で便の通路が塞がれることによる便の太さの変化(便が細くなる)ということが知られていますが、実は、おならのニオイにも変化が生じるケースがあるのです。
大腸がんでおならが臭くなる理由
大腸がんが進行してくると、腸内にガンの腫瘍が張り出してくるため、便が通りづらくなり、便秘がちになる場合があります。
便秘によって便が体内にとどまる時間が増えると、消化物が発酵したりして通常より多くの発酵ガスが発生したり、ときには腐敗臭を含んだガスが発生することもあります。
これが大腸がんが原因でおならが臭くなってしまうメカニズムと言えます。
おならが臭い=大腸がん?!
大腸がんになるとおならのニオイが変わる(臭くなる)という話を聞いた方の中には、自分は大腸がんなのではないだろうか、と心配する人もいるようです。
実際にはおならのニオイが決定されるのは、食べた物や体調などさまざまな条件、環境によるので、おならが臭いからといって大腸がんであると短絡的に決め付けるのは考えものです。基本的におならは臭いものなのです。
ただ、中高年以上の男性で、最近、便が細かったり、出にくいと感じたりしていて、さらにおならのニオイも臭くなってきたという方。生活習慣の改善などを試してみたけど、おならの臭いが普通よりキツイ感じがする、といった場合には、安心のためにも、一応、お医者さんに相談してみるのもいいかもしれません。